コンテンツがシェアされること。
そこには科学があります。
最新研究によると、ソーシャルシェアされるコンテンツには、”シェアを生み出す要因”が含まれています。
今回はその要因をデータに基づいて解説します。コンテンツだけでなく、ページ全体のWEBライティングガイドです。
SEOだけでなく、SNSにも最適化されたコンテンツを作成しましょう。
インフォグラフィックのシェアはご自由にどうぞ!(下記をコピペしてください。)
1. URLを短くする
Marketing Sherpaによると、短いURLは長いURLよりも2.5倍クリックされます。
長いURLはユーザーの視点を引き付けることができますが、タイトルやスニペットを読むことを邪魔してしまいます。
http://exaple.com/2015/09/07/sample-post/ のような長いURLを使うメリットは”全く”ありません。
私が考える短いURLの最大のメリットは次の2つです。
- Twitter、Facebook、メールでのシェアが簡単
- ターゲットキーワードのみをGoogleに伝えることができる
まず、短いURLはすぐにコピペできるので、SNSやメールで引用するのが簡単です。
一方、長すぎるURLはURLだけで投稿が埋め尽くされてしまいます。
最悪です。これはURLに日本語が含まれている場合ですが、”シェアの獲得”という点からみるとURLの日本語化はおすすめできません。
次に、短いURLは重要なキーワードをGoogleに伝えることに役立ちます。たとえば、リンクビルディング戦略の記事を見てください。
この記事のURLは、”link-building”です。
コンテンツのテーマが”リンクビルディング”であることをGoogleにアピールすることができ、実際に”リンクビルディング”のキーワードでの上位表示に役立っています。
さらにGoogleのマット・カッツ氏は、Googleのアルゴリズムは長いURLのキーワードを重視しないという趣旨の発言をしています。
As it gets a little longer, then it starts to look a little worse. Now, our algorithms typically will just weight those words less and just not give you as much credit.
このように長いURLにするべき理由は1つもありません。
2. タイトルに数字を使う
Conductorによると、数字を含んだタイトルはユーザーのクリックを最も生み出します。
数字を含んだタイトルはユーザーの36%が好んでいます。定番のハウツー系や質問系のタイトルと比較しても圧倒的です。
また、女性は男性よりも数字を好む傾向にあります。
女性向けコンテンツのタイトルは、数字を含んだタイトルがより効果的ということです。
書店やコンビニで女性ファッション雑誌を手に取ってみてください。表紙に驚くほどたくさんの数字を見つけることができます。
数字はウェブサイトのタイトルだけでなく、雑誌や書籍に多く使用されています。理由は簡単で、データが示す通り効果的だからです。
数字には具体的なメリットをイメージさせる力があります。たとえば次の2つの記事があった場合、あなたはどちらのページをクリックしますか?
- 食事療法でダイエットする方法
- 1カ月の食事療法で7キロダイエットする方法
やはり後者のほうが、”1カ月”と”7キロ”という数字によって具体的なメリットを感じます。そのため、儲け学のほとんどの記事のタイトルにも数字が使われています。
Googleの検索アルゴリズムをリスト化した記事では、”200”という数字がインパクトを与えています。
なお、この記事はLIGのおすすめ記事にピックアップされました。
しかし、もしリストが”20”しかなかったら取り上げてもらえたでしょうか?
恐らく紹介してもらえなかったでしょう。それだけ数字が与えるインパクトは大きいのです。また、変な数字を使うとクリック率が20%増加したというデータもあります。
Headlines that contained odd numbers had a 20% higher click-through rate than headlines with even numbers.
変な数字とは、キリが悪い数字を意味しています。私もホワイトハットSEOテクニックの記事では、あえて”17”という中途半端な数字を使用してテストしています。
どんな数字が効果的であるかはウェブサイトによって異なります。様々な数字を含んだタイトルをテストして、あなただけのもっとも効果的な数字を探し出してください。
3. 簡潔なイントロダクションにする
Dr. Jakob Nielsenによると、ウェブページに訪れたユーザーはコンテンツの28%しか読みません。
On the average Web page, users have time to read at most 28% of the words during an average visit
たった28%です!コンテンツを全て読んでいる人はかなり少ないのです。ではユーザーをウェブページに引き留めるために何が必要でしょうか?
それは、シンプルでわかりやすいイントロダクションです。
なぜなら、イントロダクションを簡潔にすることで、コンテンツの読みやすさを58%高めることができるからです。
さらに、簡潔な文章に客観的なデータを加えたコンテンツは、読みやすさを2倍以上高めることができます。
「すごく魅力的なタイトルだが、長ったらしくひどいイントロダクション」
あなたはこのコンテンツを最後まで読むでしょうか?イントロダクションで興味を失ってしまったユーザーは、シェアどころかコンテンツも読んでくれません。
私が愛用しているジョセフ・シュガーマンの書籍では、次のように表現しています。
コピーの第一センテンスを読ませる。広告のあらゆる要素はそもそも、このたったひとつの目的のために存在する。
イントロダクションは、ユーザーを引き留めるための最大のチャンスです。儲け学ではイントロダクションをシンプルにして読者が得られるメリットを明確にすることで、”平均ページ滞在時間”を高める取り組みをしています。
この記事の平均ページ滞在時間は、約5分30秒です。
イントロダクションにユーザーへの問いかけを含めることも効果的です。
Googleキーワードプランナーの使い方を解説した記事は、イントロダクションに問いかけを含むことで平均ページ滞在時間が6分を超えています。
なお、この記事のイントロダクションは上記記事よりもさらにシンプルにしています。
どのような印象を抱きましたか?
4. コンテンツ量を増やす
コンテンツ量が多い記事は、少ない記事よりもシェアされます。
BuzzSumoのデータによると、コンテンツ量が”3000~10000 words”のソーシャルシェア数が圧倒的に多いことがわかります。日本語に換算すると、7800文字~26000文字相当です。
また、Dr. Jonah Bergerの論文では、長いコンテンツは短いコンテンツよりも76.8%多くシェアされるというデータを発表しています。
Google社員のジョン・ミューラー氏は、文字数は検索順位に関係ないと発言しています。
Googlebot doesn’t just count words on a page or in an article, even short articles can be very useful & compelling to users.
しかし私の経験上、コンテンツ量が多い記事は短い記事よりも上位表示される可能性が高いです。
儲け学の記事の文字数は1万字を超えることが多いのですが、特にミドルキーワードやロングテールキーワードでの上位表示に貢献していると実感しています。
さらにserpIQのデータは、コンテンツ量が上位表示にプラスに働いていることが推測できます。
ランキングが上位ほど文字数が多い傾向が一目瞭然です。このようにコンテンツ量を増やすことは、効果的なSEOライティングの基本となりつつあります。
なお、SEOと文字数の関係については「わかること!」の記事もとても参考になり、次の3ステップを推奨しています。
1.ユーザーに必要な情報を含んだ質の高いコンテンツを作りあげる
2.質の高いコンテンツを関連付けて作りあげる
3.サイトのリンク構造を作りあげる
5. 読みやすいレイアウトにする
Dr. Jakob Nielsonによると、わかりやすい文章・レイアウトにすることで”読みやすさ”を47%高めることができます。
コンテンツの”読みやすさ”はとても重要です。読者は読みづらいと感じたらページを閉じてしまいます。
次の3つの方法は、すぐにコンテンツの読みやすさを高めることができます。
Hタグや太字で小見出しを作る。
段落にこだわり過ぎず、1文だけの文章をまぜてリズムを作る。
特に私が意識しているのは、日本語本来の段落を意識した文章術を捨てることです。段落という概念は、WEBライティングにおいて必ず必要な要因ではありません。
箇条書きリストを使用する。
また、住 太陽さんの視覚的デザインの最適化の記事では、文章の読みやすさを向上させるための方法として次の3つを推奨しています。
- 適切な文字サイズを指定する
- 適切な行間を指定する
- 背景色と文字色のコントラストを確保する
6. 実践的な内容にする
Dr. Jonah Bergerのデータによると、実践的な内容を含むコンテンツは通常よりも30%多くのシェアを得られます。
実践的な内容とは、すぐに実行できるノウハウやテクニックを意味しています。あなたが業界の有名人でない限りは、あなたの考えや意見よりも実践的な内容を提供することが必要です。
なぜなら、ユーザーはそれを求めているからです。あなたが何千・何万のフォロワーを抱えている影響力の強い人でなければ、誰もあなたの考えに興味はありません。
儲け学は実践的な記事ばかりです。内部対策SEOの記事では、すぐに施策できるようにチェックリストまで配布して行動を促しています。
ちなみに、海外SEO情報ブログの人気記事は実践的な内容ばかりです。
SEOの最新情報を提供していることで有名な海外SEO情報ブログでさえも、読者は実践的な内容を求めていることがうかがえます。
7. 感情を揺さぶる
Dr. Jonah Bergerのデータによると、”すごい”、”怒り”、”驚き”などの感情を引き出すコンテンツはシェアされる可能性が高まります。
- ”すごい”の感情を生むコンテンツは、通常よりも30%多くシェアを獲得できる。
- 怒りの感情を生むコンテンツは、通常よりも34%多くシェアを獲得できる。
- 期待を上回る驚きを生むコンテンツは、通常よりも14%多くシェアを獲得できる。
また、トライバルメディアハウスの池田さんはクチコミを発生させる要因として、「驚き、疑問、発見、共感、感動」の5つをあげています。
ソーシャルシェアをたくさん得るコンテンツを作りたいのならば、読者の感情を揺さぶるべきです。読者に”すごい!”と感じさせるコンテンツはシェアを生みます。
たとえば、次のメールはブログマーケティング専門家の松原さんから頂いたものです。
直接お願いしていないにも関わらずシェアをしていただけました。専門家にシェアをお願いすることは難しいと感じるかもしれませんが、”すごい”という感情はこれほど効果的なのです。
では読者に”すごい”や”驚き”を感じさせるためには、具体的にどのようにすればいいのでしょうか?
1. コンテンツ量を増やす
コンテンツ量を増やすことは、”すごい”や”驚き”の感情を抱かせるシンプルな方法です。なぜなら、”すごい”や”驚き”の感情は、予想を超えた何かを見た時に抱く感情だからです。
しかし、ただやみくもにコンテンツ量増やしても、質を伴っていなければ意味がありません。たとえば、Twitterのツールを54ほど紹介している記事では、ただ各ツールへのリンクを貼るのではなく、簡潔な紹介文章とスクリーンショット画像を含ませています。
2. 希少な情報
人は自分が知らないことに驚きの感情を抱きます。
日本ではあまり知られていないWikipediaのリンク切れを狙ったテクニックに対して、驚きの感情を表現してくれています。
あなたにとっては常識でも、他の人にとっては貴重な情報は何ですか?あなただけが知っている情報やノウハウは、まさにシェアを生み出す最大の源です。
8. 影響力のある人物に言及する
Buzzsumoによると、影響力のある人物(インフルエンサー)がコンテンツをシェアすると、シェア数は31.8%増加します。
1人のインフルエンサーがシェアするとシェア数は31.8%増加し、3人がシェアすれば倍になります。
Buzzsumoのインフルエンサーの定義は、”1ツイートすると2リツイートされる人物”です。つまり、100回ツイートしたら200人がリツイートするような影響力のある人物です。
インフルエンサーに対してアプローチを行うインフルエンサーマーケティングは、アメリカのマーケッターに注目されているマーケティング手法の1つです。
Tomosonがマーケッターに行った調査では、オンラインで顧客獲得する方法で最も早いのはインフルエンサーマーケティングという結果になっています。
たとえば、私のコンテンツがパシのSEOブログの竹内さんにツイートされたときは、15リツイートを得ています。
インフルエンサーのシェアを得ることのメリットは、次の流れのようにインフルエンサーのファン・読者にアプローチできることです。
- インフルエンサーがコンテンツをシェアする
- インフルエンサーのファン・読者が、シェアされたコンテンツに興味をもつ
- ファン・読者がコンテンツをシェアする
では、どうしたらインフルエンサーにシェアしてもらえるでしょうか?その答えは、ホリエモンのTwitterから見て取ることができます。
ホリエモンのリツイートのほとんどは、ホリエモン自身に関連していることです。ホリエモンは、自分に関係のあるコンテンツを自分のファンに見てもらいたいと考えています。(もちろん宣伝という意味合いも強いですが。)
言い換えれば、インフルエンサーは自分に関連したコンテンツを自分のファンや読者に伝えたいのです。
そのため、インフルエンサーを自分のコンテンツの一部に取り込むことで、結果的にインフルエンサーのファンにアプローチすることができるのです。
9. アイキャッチ画像を設定する
bufferによると、画像を含んだツイートは、画像がないツイートよりも150%多くリツイートされます。
HubSpotによると、画像を含んだFacebookの投稿は、画像がない投稿よりも53%多く「いいね!」をされます。
TwitterやFacebookで記事がシェアされたときに画像が一緒に表示されると、より多くの人の目にとまります。人の目に触れる機会が増えれば、自然とシェアを得られる可能性が高くなります。
投稿管理画面で[アイキャッチ画像]を設定すると、コンテンツがシェアされたときに画像を表示させることができます。
また記事のアイキャッチ画像は、クリック率を高めることに役立ちます。Quick Sproutは記事冒頭にアイキャッチ画像を設定したことで、クリック率が37%増加しました。
ただし、横幅いっぱいのアイキャッチ画像はおすすめできません。記事下に文章を押し下げてしまうと、読者はスクロールしなくては読むことができないからです。
読者を引き留める最大のチャンスであるイントロダクションを、読者の目から遠ざけてしまうのは逆効果です。次の記事のように、イントロダクションの横にアイキャッチ画像を設定するのがおすすめです。
なおアイキャッチ画像以外の画像をSNSで表示させたい場合は、Yoast SEOプラグインの[ソーシャル]からTwitter・Facebook・Google+のそれぞれで表示させたい画像を設定することができます。
それぞれで異なる画像を使用して、どの画像が効果的かをテストすることも戦略的です。
10. 記事に画像を使用する
OkDorkによると、記事の中に画像が1つでもあると、画像がない記事よりもTwitterのシェアが約2.1倍増加します。
同様に、記事の中に画像が1つでもあると、画像がない記事よりもFacebookのシェアが約2.3倍増加します。
skywordによると、画像があると記事のページビューが94%増加します。
コンテンツの中に画像があると、シェアやページビューが増加するのは驚きではありません。人は画像が大好きだからです。
画像はコンテンツをわかりやすくことに役立ちます。特にハウツー系やチュートリアル系のコンテンツには、画像での説明が欠かせません。
私のコンテンツは画像であふれていますが、200~400文字に1回は画像が配置されています。Googleキーワードプランナーの使い方の記事では、ほぼ全ての項目を画像付きで解説しています。
ステップバイステップで解説する場合には、スクリーンショット画像は必須です。なお、ページの読み込み速度を考慮して画像を圧縮するプラグインの EWWW Image Optimizer を導入しておきましょう。
11. 画像のキャプションを使う
kissmetricsによると、画像のキャプションは本文よりも4倍読まれます。
画像の下に表示するキャプションが、本文より4倍読まれるというデータを初めて知った時は驚きました。
このキャプションを効果的に活用するための有効な戦略は、キャプションにブランド名やCall To Actionを含ませることです。
ブランド名を認知させたい場合は、サイト名やブランド名を含ませます。
具体的なCall To Actionを記載するのも効果的です。
キャプションは[画像詳細]で設定することができます。
注目を集めるだけに、ユーザーをいらつかせるような文章を記載しないように注意してください。
12. インフォグラフィックを使う
Buzzsumoによると、インフォグラフィックを含んだコンテンツは通常のコンテンツよりも2倍シェアされます。
インフォグラフィックは適切な戦略のもとに作成すると、爆発的なバズを生み出します。ビジュアル面でユーザーの関心を引くことができるからです。
たとえば、海外の”The Shrinking Dollar”というインフォグラフィックは、投資関連ブログのシェア・リンクを大量に獲得しただけでなく、オーソリティーサイトからもリンクを獲得しました。
この記事でもインフォグラフィックを活用していますが、easellyやinfogr.amなどのツールを使用することで比較的容易に作成することができます。
13. シェアボタンを記事の上部・左に設置する
Dr. Jakob Nielsenのアイトラッキングデータによると、ユーザーはウェブページを”F”の形で読むため、ウェブページの上部と左部分は最も多く見られるポイントです。
そのため、シェアボタンを記事の上部または左に設置すると、シェアボタンの存在を強調することができます。
シェアボタンはウェブページを構成する大きな要因の1つです。儲け学では、記事の左上部にシェアボタンがスクロール表示されるタイプを使用しています。
なぜなら、Quick Sproutの驚異的なデータがあったからです。スクロール型のボタンを設置したことで、ソーシャル経由のトラフィックが27%も増加したのです。
Adding these buttons increased my traffic from these social sites by over 27%.
ただしモバイルからのトラフィックを考慮すると、記事下に設置することも考慮するべきです。
スマートフォンやタブレット端末にスクロール型のボタンを設置すると、コンテンツが見づらくなるためです。そのためデスクトップではスクロール型を表示して、モバイル時には記事下に設置するのも良い選択です。
ちなみにソーシャルメディア戦略企業のlikeableは、記事の左と下にボタンを設置しています。
14. シェアをお願いする
Hubspotによると、コンテンツ中にシェアをお願いする文章を含めるとシェア数が増加します。コンテンツに”リツイートしてください”という文章を含めると、リツイート数が4倍になります。
コンテンツに”いいね!”をお願いする文章を含めると、いいね!が約3倍になります。
ユーザーにコンテンツをシェアして欲しいのならば、直接お願いをします。ただし、”この記事を気に入ったらシェアしてください”という定型文ではイマイチです。
ワンランク上のテクニックは、”シェアをしてください”というお願いをコンテンツの内容やターゲットに応じて変えることです。
Hubspotによると、ターゲットに応じてCall To Actionを変えることで、通常よりも42%多くの人が行動を起こしました。(シェア、コメント、会員登録など)
たとえばこの記事のシェアをお願いするとしたら、次のような文章を加えることになります。
あなたがすぐに実践したいと思ったテクニックは何ですか?ぜひFacebookで教えてください。また、あなたが実践して高い効果をあげているテクニックがあったらこっそりと教えてください。
具体的なCall To Actionをお願いすることがポイントです。
15. ハッシュタグを使う
Dan Zarrellaによると、ハッシュタグを含んだツイートは、含まないツイートよりも55%多くリツイートされます。
Neil Patelのインフォグラフィックでは、1~2個のハッシュタグが最も効果的だとしています。
それ以上のハッシュタグを使用すると、エンゲージメント(ユーザーとつながり)が減少してしまいます。
ハッシュタグはリツイートを生み出す大きな要因です。ツイートしてほしい投稿をコンテンツ中にハッシュタグ付きで埋め込むのは、海外のウェブサイトで最近多くみられる方法です。
ClickToTweetなどのプラグインを使用すると、簡単に埋め込みツイートを作成することができます。
また、Twitterカードを設定すると、概要に画像や説明文を表示することができます。画像を含んだSNSの投稿が拡散されやすいのは前述の通りです。
Yoast SEOプラグインを使用すれば、投稿の編集画面に表示される[ソーシャル]から、
Twitterカードに表示させる画像と説明文を設定することができます。
16. メタディスクリプションにアドワーズ広告を使う
DynBizのアイトラッキングデートによると、ユーザーはSERP上でウェブページをクリックする要因としてスニペットを重視しています。
視線が止まっていたことを示す”flcations”や、見ていた時間を示す”time”の数値が、タイトルよりも長いことがわかります。
スニペットに表示されるディスクリプションを最適化することは、自然検索時のクリック率に大きな影響を与えます。
ディスクリプションに使用するキーワードやフレーズを探す効果的な方法は、アドワーズ広告から盗むことです。
アドワーズの広告文は、クリック率を向上させるためにA/Bテストを行い試行錯誤を繰り返しています。そのため、広告で使用されているキーワードやフレーズをメタディスクリプションに加えれば、クリック率を高めることが期待できるのです。
コンテンツのテーマでGoogle検索した場合に表示されるアドワーズ広告をチェックして、たくさん使用されているキーワードやフレーズをメタディスクリプションに加えます。
効果的なキーワードをメタディスクリプション加えることで、競争のないキーワードでランキングが跳ね上がることがあります。
17. 午前8時から午後12時までの間に投稿する
Social Freshによると、コンテンツのシェアの27%は、午前8時から午後12時の間に発生します。
最もシェアを生む投稿日は木曜日です。
「木曜日の午前8時から午後12時の間に記事を投稿すると、もっともシェアが得られる可能性が高い」
これはあくまでもデータ上の場合ですが、コンテンツを頻繁に提供しているサイトの場合、投稿時間とシェアの関係性をテストすることは価値があります。シェアをもっとも生む投稿時間を探し出すことができるからです。
そこで役立つのが、Google Analyticsのカスタムレポートを利用して調べる方法です。バンクーバーのうぇぶ屋の記事では、時間・日付・曜日のデータを測定するための方法をイチから解説しており、次のポイントを調べることに役立ちます。
- 何時にアクセスが多く、コンバージョン達成のためにはどの時間を意識した方が良いのか。
- サイトへの流入を増やすために、どういった情報を何曜日に投稿するのがベストなのか。
- 世にあるレビューサイトからの流入は何日に多く、それには何か法則性があるのか。
- 時間帯によって見ているユーザー層を仮説を立てることができるか?その仮説はどのページを見ていて、本当に正しいのか。
- スマホユーザーは何曜日、何日、何時によく訪れていて、どうしているか。
ニュース系サイトのように1週間に何度もコンテンツを提供するウェブサイトの場合、定期的にこのカスタムレポートをチェックして最適な時間を探し出してください。
WEBライティングを始める前に
あなたが次にするべきことは、ここで解説した17のWEBライティングテクニックを実践することです。
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宮 義明は、儲け学の運営者で宮行政書士事務所の代表です。儲け学は、海外の最新 SEO ・ウェブマーケティング戦略や、SEOツール「Smallsteps」を公開しているマーケティング情報サイトです。宮 義明は、マーケティング関連のウェブサイトを10年以上運営しており、そこで得た経験や情報を発信しています。著者情報の続きはこちら
すずき says
はじめまして。ワードプレスでブログを運営している鈴木と申します。
とても勉強になる記事でした。
さっそくツイッターでシェアさせていただきました。
質問させてください。
全く読まれていない記事(トレンドネタ、予約商品の情報など)は削除したほうが良いのでしょうか?
また、削除するとしたらワードプレスの記事削除で普通に削除するだけで良いのでしょうか?
現在のブログ記事数は220です。
お手数ですがご指導お願いいたします。
宮 義明 says
鈴木さん、こんにちは!
シェアしていただきありがとうございます。
記事の削除についてですが、私なら読まれない記事は削除します。
低価値なコンテンツをユーザーやGoogleに公開するメリットがないと考えているからです。
削除は通常の削除で問題ありません。
記事を削除したことで直帰率などに変化があったら教えてくださいね!
すずき says
具体的なご返答ありがとうございます。
とても勉強になりました。
削除してからの動向はお伝えさせていただきます。ありがとうございます。
宮 義明 says
ご連絡を楽しみにしています!