ブログのアクセスアップは順調ですか?
もしあなたが、ブログのPVやユニークユーザー数を増やす方法に興味があるのなら、このコンテンツはきっとあなたのお役に立てるはずです。
この記事では、トラフィックを増やす効果がデータで証明済みの21のテクニックを解説しています。すぐに実践できる方法ばかりですので、ぜひ試してみてください。
1. シェアを生むコンテンツテーマを選ぶ
コンテンツがTwitterやFacebookなどのSNSでたくさんシェアされるかどうかは、コンテンツのテーマによって大きく左右されます。つまり、シェアをたくさん生むコンテンツを作りたいのならば、バズりやすいテーマを選ぶ必要があります。
MozのRand Fishkin氏が表現した図は、SNSでコンテンツがシェアされる仕組みをわかりやすく表現しています。
全体の緑の円は、あなたのブログコンテンツに興味・関心がある人を示しています。次に、Twitter・Facebook・Google+などのSNSのアカウントをもっており、あなたのコンテンツをシェアしてくれる可能性がある人が青の円です。そして、その青の円の中で、ブログを運営していて積極的にコンテンツをシェアしている人がオレンジの円です。
つまり、あなたはオレンジのブロガーが好むコンテンツテーマを探し出す必要があるのです。では、オレンジのブロガーが好むトピックはどのように探せばいいのでしょうか?
答えはシンプルです。SNSで何度もシェアされたコンテンツを探せばいいのです。何度もシェアをされているということは、オレンジの人が強い関心をもっている可能性が高いからです。
SNSでたくさんシェアされたコンテンツを探すために、BuzzSumo を活用すると便利です。たとえば、”コンテンツマーケティング”で検索すると、主要SNSでのシェア数が多いコンテンツのタイトルが表示されます。(アカウント登録すると期間別にフィルタリングすることができます。)
上位のコンテンツのタイトルをチェックすると、ある大きなヒントが見えてきます。それは、事例コンテンツが多くを占めていることです。
つまり、コンテンツマーケティングのトピックで記事を作成する場合、成功事例やそのノウハウを解説すると”拡散”される可能性が高いということです。
2. 被リンクを獲得できるコンテンツテーマを選ぶ
コンテンツには、被リンクを集めやすいテーマとそうでないテーマがあります。Googleで上位表示するために最も重要な要因が被リンクの獲得である以上、当然ながらリンクを獲得しやすいテーマを選ぶ必要があります。
では、あなたの分野でリンクを得られる可能性が高いテーマをどのように探せばいいのでしょうか?
考え方は、前述のシェアを生むコンテンツテーマを探す方法と同じです。既にあなたの分野でたくさんのリンクを集めているコンテンツこそ、リンクを獲得できる可能性の高いテーマです。
Ahrefsを使用して、あなたの競合・関連サイトでたくさん被リンクを集めているトピックをリストアップします。なお、AhrefsはインハウスSEOには欠かせない重要なWEB分析ツールです。
まず、Ahrefs の [Site Explorer] をクリックして、リンクをたくさん集めているコンテンツをもっている可能性のある競合サイトのURLを入力して、[Explore]をクリックします。(Ahrefs の使い方ガイドはこちら)
ダッシュボードで、[下層ページ分析]の[Best by links]をクリックします。
被リンクをたくさん獲得しているコンテンツのタイトルが表示されるので、トピックをリストアップしていきます。
このプロセスを他の競合サイトでも繰り返して共通するトピックを探し出せば、それが被リンクを獲得できる可能性の高いテーマということになります。
3. コンテンツに内部対策SEOを施す
GoogleやBingなどの検索エンジンからのアクセス数を増加させるために、コンテンツの内部対策は重要です。少しの工夫でトラフィックやランキングに大きな違いをもたらします。
タイトルタグに複数のキーワードを使用する
タイトルタグに1つのキーワードしか使用しないのはとても損な方法です。複数のキーワードを使用することで、たくさんのキーワードでの上位表示を期待できるからです。
たとえば、私の内的SEOのコンテンツは2つのキーワードをターゲットにしています。
「内部対策SEO」と比較すると、「SEO 強い サイト」は検索ボリュームが少ないロングテールキーワードですが、とても大きな役割を果たしています。
それは、記事の公開直後でも上位表示される可能性が高いことです。たとえロングテールキーワードからのトラフィックがわずかでも、そこからリンクやシェアを獲得できればメインターゲットでの上位表示を後押ししてくれます。
そのため、タイトルタグに激戦キーワードだけでなく、ロングテールキーワードを使用することがおすすめです。
コンテンツの文字数を増やす
文字数が多いコンテンツは、上位表示される可能性が高く、ソーシャルシェア獲得数が多い傾向にあります。(次のデータは何度もピックアップしていますので耳タコかもしれませんね。)
次の SERPIQ.com のグラフは、Googleで上位表示されているコンテンツの文字数が多い傾向を示しています。
またBuzzSumoのデータでは、文字数が多いほどソーシャルシェアを獲得している傾向がわかります。
このデータだけでは相関関係を判断することはできません。しかし、文字数が多いコンテンツの方が少ないコンテンツよりも得られるメリットが大きいという事実が重要です。
ちなみに2016年のSEMRushのデータによると、Googleの検索結果1ページ目の平均文字数は1890ワーズでした。日本語に換算すると4914文字です。
ビジュアルコンテンツを使用する
画像、動画、図表、インフォグラフィックを使用してコンテンツをマルチメディア化することは、直帰率の改善や滞在時間の増加といった効果以外にも驚くべきメリットをもたらします。
- インフォグラフィックを使用したコンテンツは、使用していないコンテンツよりも平均12%トラフィックが増加する。(Source: AnsonAlex)
- 動画を使用した投稿は、文章のみの投稿よりも3倍被リンクを獲得する。(Source: Moz)
- 画像と動画を使用したランディングページは、コンバージョンが12.62%増加する。(Source: invodo)
- コンテンツに画像を使用すると、使用していないコンテンツよりもTwitterのシェアが約2.1倍、Facebookのシェア数が約2.3倍になる。(Source: okdork)
ビジュアルコンテンツを使用することはトラフィックやシェアの増加だけでなく、読者のコンテンツへの理解や信頼性を高めることができます。これは、人の脳が情報の90%を視覚から得ていることに起因しているといえるでしょう。
メタディスクリプションに”パワーワード”を使う
Googleの検索結果(SERPs)でクリック率が高いページは、検索順位が上昇する傾向にあります。たとえば、特定のキーワードで6~10位にランクされているページのクリック率が上位表示されているページよりも大幅に上回ると、検索順位が上昇する傾向にあります。
これはMozのRand Fishkin氏が2014年に行った実験や、ブラックハットテクニックとして利用されている背景からもみてとれます。上昇したランキングが一時的なのか永続的なのかはケースによりますが、魅力的なスニペットでクリック率を高めることは効果的です。
クリック率を高めるメタディスクリプションを作成する方法として、CTRマグネットメソッドという方法があります。Googleのアドワーズ広告で頻繁に使用されているキーワードやフレーズを、メタディスクリプションに使用するテクニックです。
- ターゲットキーワードの検索結果で表示されるアドワーズ広告をチェックする。
- 頻繁に使用されているキーワードやフレーズをピックアップする。
- ピックアップしたキーワードをメタディスクリプションに使用する。
- SERPsでのクリック率がアップ!
とてもシンプルな方法ですが、クリック率を高めるために試行錯誤しているリスティング広告文を参考にすることは、とてもずる賢く戦略的です。
4. 適切なキーワード選定をする
コンテンツに適切なターゲットキーワードを設定することは、オーガニックトラフィックだけでなく顧客や利益の増加につながります。上位表示を目指すキーワードがビッグキーワードでもロングテールキーワードであっても、あなたの分野で使用されている適切なキーワードを目標にするべきです。
競合度が低くコンバージョンが高いキーワードをGoogleキーワードプランナーで探す方法にはGKPハックテクニックがありますが、今回は競合分析ツールのSEMrushを使用したキーワードリサーチテクニックを解説します。
まず、これから作成しようとしているコンテンツテーマと似た競合のコンテンツを探します。たとえば、シェアや被リンクを獲得できるコンテンツテーマ探しでピックアップしたコンテンツです。
そのコンテンツのURLをSEMrush入力して、国を[日本]に設定して[SEARCH]をクリックします。サンプルは、Googleのアルゴリズムについての記事です。
次に、ダッシュボード中段の[TOP ORGANIC KEYWORDS]で、[View full report]をクリックします。
コンテンツがGoogleで上位表示しているキーワードが表示されます。つまり、調査したコンテンツがGoogleからトラフィックを獲得しているキーワードの一覧表ということです。
表にはキーワードのほかに、検索順位[Pros]、検索ボリューム[Volume]、キーワードのトレンド状況[Trend]などの項目があるのでキーワード選定の大きな助けになります。
これらの情報は、これから作成予定のコンテンツと似たコンテンツが、どのようなキーワードでどれくらいのトラフィックを獲得しているかを知ることができるのでキーワード選定の貴重な判断材料となります。
5. ロングテールキーワードを使用する
ロングテールキーワードのトラフィックを重視する理由は、検索トラフィックの70%をロングテールキーワードが占めているからです。つまり、Googleで検索されるキーワードのほとんどがロングテールキーワードです。
ロングテールキーワードのトラフィック量の増加傾向は、2011年のパンダアップデート以降に強くなっています。たとえば、世界一のECサイトであるAmazonの本のセールスの57%は、本の概要文に含まれているロングテールキーワード経由で購入されています。
そのため、コンテンツにターゲットキーワードの関連語や共起語などのLSIキーワードを使用して、ロングテールキーワードのトラフィック増加を狙うことはとても効果的です。また、ロングテールキーワードは、コンバージョンが高いという魅力的なメリットもあります。
conductorのレポートによると、ロングテールキーワードはビッグキーワード(ヘッドキーワード)よりも、コンバージョンが2.5倍も高くなります。つまり、ロングテールキーワード経由のユーザーは、あなたに利益をもたらす可能性が高いのです。
コンテンツに適したロングテールキーワードを探すには、次のような方法があります。
儲け学のロングテールキーワード検索ツールで探す
儲け学のロングテールキーワード検索ツールは、キーワードと関連性の高いクエリの情報を大量に取得できます。Google 以外にも Twitter、Amazon、YouTube、Wikipedia など20以上の媒体を検索できるので、あなたのターゲットなる市場に応じたロングテールキーワードの候補を取得できます。
ロングテールキーワード検索ツール > キーワードを入力 > プロバイダを選択 > 国を選択 > 言語を選択 > スタート
Googleの”関連する検索キーワード”から探す
Googleの検索結果の最下部には、検索キーワードと関連するキーワードが表示されます。Googleが関連性が高いと判断しているこれらのキーワードは、メタディスクリプションに活用するのも効果的です。
Googleのサジェストキーワードから探す
ユーザーがターゲットキーワードと一緒に検索する可能性が高いサジェストキーワードは、ロングテールキーワードの宝庫です。無料SEOツールのUberSuggestは、サジェストキーワードを一括取得することができ、CSVファイルでダウンロードすることもできます。
GKPハックテクニックを使って探す
Googleキーワードプランナーの[フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを使用して新しいキーワードを検索]の中の、[ランディングページ]にあなたのコンテンツと似たコンテンツのURLを入力して、[候補を取得]をクリックします。
[キーワード候補]から、推奨入札単価が高く、月間平均検索ボリュームが少ないキーワードをリストアップします。コンバージョンの高いロングテールキーワードを探し出すためです。これらの方法によってリストアップしたキーワードをコンテンツに使用することで、ロングテールキーワードからのトラフィックが増加するはずです。なおこうしたロングテールキーワード戦略は、上位表示が難しいアフィリエイトサイトにも有効です。
6. コンテンツにシェアを生む要因を加える
FacebookやTwitterでたくさんシェアされるコンテンツには、シェアを生み出す要因が含まれています。読者がシェアボタンをクリックしたくなる要因をコンテンツに加えて、バイラルコンテンツを作りましょう。読者のシェアを促す要因には次のようなものがあります。
実践的な内容を含むコンテンツは、通常よりも30%多くのシェアを得られる。(Source:Dr. Jonah Berger)
すごい”、”怒り”、”驚き”などの感情を揺さぶるコンテンツは、14%~34%多くのシェアを得られる。(Source:Dr. Jonah Berger)
インフォグラフィックを使用したコンテンツは、通常のコンテンツよりも2倍シェアされる。(Source:Buzzsumo)
コンテンツのシェアの27%は、午前8時から午後12時の時間帯に発生する。(Source:Social Fresh)
シェアが最も発生する曜日は木曜日。(Source:Social Fresh)
7. YouTubeに動画を投稿する
YouTube は、毎月26億人以上のユーザーに利用されており、視聴者数は増加傾向を持続しています。また、YouTubeの視聴回数の半分以上がモバイル端末からの視聴です。
つまり、YouTubeに投稿した動画からブログに誘導することは、デスクトップユーザーだけでなくモバイルユーザーにもアプローチできる素晴らしい戦略です。
Step1:動画のキーワード選定をする
キーワードプランナーなどのツールを利用して、YouTubeで上位表示したいターゲットキーワードを探します。視聴回数の多いYouTube動画はGoogle検索時にも上位表示できますので、ブログのキーワード選定と同様に重要な作業です。
Step2:質の高い動画を作る
YouTubeでの上位表示の秘訣は動画の質です。高品質な動画を制作するために動画制作を勉強するのも重要ですが、プロに依頼してしまうことも現実的な選択肢です。
最近では撮影した動画の編集だけでなく、撮影自体を請け負ってくれるサービスがあります。人物を含めた撮影は難易度があがりますので、カムタジアなどでパソコン上を撮影する以外なら外部サービスの活用を検討してください。
Step3:YouTubeに動画をアップロードする。
動画のSEO対策には、ファイル名、タイトル、タグの最適化などがありますが、最も重視すべきは動画の説明文です。なぜなら、GoogleやYouTubeは、動画を視ることも聞くこともできないからです。
GoogleとYouTubeに動画の内容を伝えつつ動画視聴者をブログに誘導するために、次のポイントに最適化した説明文を作成します。
- Call To Actionとなる外部リンク(ブログへの誘導)をトップに設置する。
- ターゲットキーワードを文章の冒頭から50文字以内に使用する。
- ターゲットキーワードを3~4回使用する。
- 最低でも500文字以上にする。
Step4:動画をプロモーションする。
YouTubeで上位表示するためには、たくさんの再生回数が必要です。そのため、動画をブログのようにプロモーションする必要があります。
動画の宣伝には様々な方法がありますが、ブログに動画を埋め込む方法が最も簡単です。
あなたの人気コンテンツに動画を埋め込んで、読者の反応を確認してみましょう。
8. 寄稿する(ゲストポスト)
質の高いブログに寄稿することは、新しい読者の獲得や専門家としてのブランド構築を期待できる素晴らしいプロモーションです。寄稿すればするほど、外部サイトにブログへの導線を作ることができます。
しかし一方で、Googleのマット・カッツ氏は質の悪いゲストポストに警鐘を鳴らしています。これは、ゲストポストがリンクビルディングに乱用された海外のSEO事情が関係しています。
そのため、質の良いコンテンツを提供しているサイトに価値の高いコンテンツを提供することが大前提です。つまり、リンク目的ではなく本来の趣旨に基づいた寄稿を行うことが重要です。
Step1:関連するブログの寄稿募集を探す。
海外ほどゲストポストが盛んではない日本では、寄稿先を探すことが一番大変な作業です。関連テーマを扱うブログやメディアが寄稿を募集していないかを、GoogleやSNSで検索します。
また、寄稿を募集しているサイトがなかなか見つからない場合は、寄稿したいサイトにこちらからオファーする方法もあります。寄稿のオファーを承諾してもらえるかは、運営者との関係や価値のあるコンテンツを提案できるかが大きなポイントです。
Step2:専門的なコンテンツを提供する。
寄稿コンテンツのテーマ選びでは、あなたの専門性と相手サイトのテーマが重なり合うポイントを探します。たとえば、私がストーリー思考のススメに寄稿させていただいた際には、ストーリーを活用してサイトの概要ページからメルマガ登録者を獲得する方法を解説しました。
寄稿先のサイトテーマであるストーリーと、私の専門であるウェブマーケティングを組み合わせたコンテンツを提供することで両者の読者に価値を提供できます。
Step3:寄稿コンテンツをプロモーションする。
寄稿は記事を提供したら終わりではありません。自分のコンテンツと同様に、たくさんの人に読んでもらえるようにSNSやメールマガジンでプロモーションをします。
自らの読者を寄稿先に誘導することで、寄稿先にも大きなベネフィットを提供することができます。寄稿戦略の素晴らしいポイントは、このようにWin-Winの関係を築けることにもあります。
なお、私は2016年から寄稿を積極的に行っています。もし私の寄稿記事にご興味がある方はお気軽にご連絡ください。
9. Google Analyticsのデータを分析する
Google Analyticsは、トラフィックやコンバージョンを改善するためのデータを無料で手に入れることができます。Google Search Consoleと併用すれば、必要な情報のほとんどを得られるといっても過言ではありません。
しかし、Google Analyticsは使いこなすことが難しいのも事実です。そこで今回は、ブログ訪問者の興味・関心を寄せているテーマを探すことのみに活用します。
まず、Google Analyticsの[レポート]から、左サイドメニューの[行動]、[サイトコンテンツ]、[すべてのページ]をクリックします。
デフォルトの状態ではコンテンツのURLが、ページビュー数、ページ訪問者数、平均ページ滞在時間などの項目とともに並んでいます。
ここで着目したいのが、[平均ページ滞在時間]です。ページの滞在時間が長いコンテンツは、読者が好んでいる可能性の高いテーマです。
ページビュー数が多く、滞在時間の長いコンテンツのテーマをリストアップしてください。また、ページビュー数が多いにも関わらず滞在時間の短いコンテンツも要注意です。読者の期待を裏切り、改善するべき問題を抱えている可能性の高いコンテンツだからです。
本来は平均ページ滞在時間という1つの指標のみで判断することは難しいのですが、Google Analyticsを普段使用していない初心者の方にとっては、Google Analyticsを使うちょうどいい”はじめの一歩”になるはずです。
10. ソーシャルメディア・コミュニティで新しいつながりをもつ
Facebookの月間アクティブユーザー数は15億9千万人、Twitterは3億2千万人です。膨大なユーザー数をもつこれらの人気SNSは、検索エンジンと並ぶアクセス源になりつつあります。
しかし、そこで課題となるのがいかに既存のSNSを効率的に運用して、さらに年々増加する新しいSNSへ対応するかということです。ここで重要となるのが、マーケティングでおなじみの”選択と集中”を実践する戦略です。
まず、主要なFacebookやTwitterはもちろんのこと、InstagramやPinterestなどのトレンドになりつつある全てのSNSやコミュニティでアカウントを作成して、プロフィールページからブログへリンクします。被リンクを獲得するためではなく、ブログへの導線を作るためです。
- Facebook: https://ja-jp.facebook.com/
- Twitter: https://twitter.com/?lang=ja
- Google+: https://plus.google.com/
- LinkedIn: https://jp.linkedin.com/
- Instagram: https://www.instagram.com/
- Pinterest: https://jp.pinterest.com/
- Vine: https://vine.co/
- SlideShare: http://www.slideshare.net/
- はてなブックマーク: http://b.hatena.ne.jp/
- Yahoo!知恵袋: http://chiebukuro.yahoo.co.jp/
次に、あなたの分野で影響力の強い人物であるインフルエンサーが、どのSNSを積極的に使用しているかをチェックします。たとえば、ファッションやアパレル関係者はInstagramを使用している傾向にあります。
つまり、FacebookとTwitter以外に、どのSNSを運用するべきかを見極めるのです。インフルエンサーの周りにはファンが集まるので、インフルエンサーの動向を探るのが効率的です。
実際にいくつのSNSで積極的に活動するかはあなたのリソース次第ですが、Facebook・Twitter+1~2つが妥当といえるでしょう。アクティブに活動するSNSを選択したら、あなたの潜在読者にPRします。
コンテンツを定期的に発信する。
自社コンテンツに関連する投稿をスケジュール化して自動化します。たとえ同じコンテンツに誘導する目的でも、切り口の違う情報を投稿することはクリックを生む大きなきっかけになります。
SNSの投稿のスケジュール化には、burrerやHootsuiteなどのツールが便利です。また、WordPressサイトならば、コンテンツを定期的にツイートするRevive Old Postのようなプラグインを利用できます。
情報源になる。
潜在読者にとって役立つ情報を発信することで、情報源としてみなされることはフォロワーやファン獲得に貢献します。役立つ外部コンテンツを紹介することは一般的な方法ですが、専門性が高いテーマに限定することがポイントです。
ソーシャルメディア戦略について役立つ記事を紹介した後に、ダイエットの方法を発信するSNSの専門家はイマイチですよね?SNSだけに限らず、テーマを広げずに限定することはオーソリティーを考えるうえで重要な戦略です。
アクティブなコミュニティに参加する。
多くのSNSには、Facebookグループのような様々なグループやコミュニティが存在します。あなたのブログに関連するアクティブなグループに参加してメンバーと交流を深めたり、メンバーの質問や問題に回答することは、質の高い読者の獲得やブランディングに役立ちます。
SNSの有料広告を使う。
FacebookやTwitterのウェブ広告は、適切に運用すればトラフィックだけでなく見込み客の獲得に役立ちます。特にFacebook広告は、コンバージョンが高くアドワーズ広告ほど単価が高騰していないので、低予算でも十分な成果を見込めます。
低予算で高い成果を得るポイントは、ターゲットとなるペルソナを明確にすることです。ターゲットユーザーを絞り込んで広告を配信する範囲を限定することで、コストパフォーマンスを高めることができます。
ペルソナとは、あなたの製品やサービスの理想の顧客の人物像です。コンテンツマーケティングやリードナーチャリングなどのマーケティング活動でペルソナは必須と言えます。
ペルソナは理想の顧客そのものではありません。一人の顧客が全ての理想的な条件を満たすことは無いため、既存顧客の情報やインタビュー、調査データなどの実在する情報から、架空の理想の顧客「像」を描きます。これがペルソナです。
11. エバーグリーンリストを作る
特定のテーマに関する情報を集めたリストタイプのエバーグリーンコンテンツは、トラフィックやシェアを長期間に渡って継続的にもたらしてくれます。
エバーグリーン( Evergreen )コンテンツとは、トラフィックを何年も集め続けるコンテンツを意味しています。たとえば、今年アカデミー賞にノミネートされた俳優に関する記事は数か月で価値がなくなりますが、アカデミー賞を受賞した歴代俳優に関する記事は何年も価値を持ち続けます。
ラウンドナップの中山さんは、エバーグリーンコンテンツのポイントとして次の4つをあげています。
- ターゲットの役に立つかどうか(ニーズに合っているか)
- 普遍的かどうか(将来も価値を生み続けるかどうか。例えば「今流行の?」などは、時間の経過とともに急速に価値を失います)
- サイトの趣旨にそっている(コンバージョン)
- 中立・押し付けがましくない(特定の思想に沿った内容は、良し悪しに関わらずターゲットを限定するので)
これらのポイントをおさえたコンテンツは、まとめ記事のようなリストタイプで作成するのがおすすめです。自コンテンツでも外部コンテンツでも、情報源としての価値をもちやすいからです。
たとえば、私の検索アルゴリズムのリスト記事は、定期的に最新情報を加えることで価値を生み続けることができます。
また、被リンク獲得テクニックを外部コンテンツでまとめた記事も、リストアップしている記事を定期的に更新することで情報源としての価値を維持することができます。
12. インフルエンサーをターゲットにする
Tomosonがマーケッターに行った調査によると、インフルエンサーをマーケティングに活用する方法は、オンラインで顧客を獲得する最も効率的な手段です。
Buzzsumoによると、1人のインフルエンサーがコンテンツをシェアするとシェア数が31.8%増加して、3人がシェアすると2倍に増加します。
では、どうしたらあなたのコンテンツをインフルエンサーがシェアしてくれるのでしょうか?
Step1:インフルエンサーを探す。
まず、あなたの分野で強い影響力をもっているインフルエンサーを探します。ビッグキーワードで上位表示されているサイト運営者や、フォロワー数の多い人物をリストアップします。ちなみにBuzzsumoのインフルエンサーの定義は、”1ツイートすると2リツイートされる人物”です。
Step2:インフルエンサーが注目しているトピックを探す。
リストアップしたインフルエンサーが、関心を寄せているトピックを探します。ブログで頻繁に言及しているテーマや、Twitterでリツイートしている投稿内容などをチェックします。
Step3:注目トピックでコンテンツを作る。
インフルエンサーが興味をもっているテーマに関するコンテンツを作ります。あなた独自の視点でテーマを掘り下げるなどして、高い価値をもったコンテンツであることが重要です。
また、コンテンツ内からインフルエンサーの記事にリンクをするなどの”心遣い”も大きな違いを生みます。誰でもリンクしてもらえればうれしいですよね?
Step4:インフルエンサーにコンテンツを伝える。
作成したコンテンツを、メールやSNSでインフルエンサーに伝えます。さりげなくコンテンツのシェアをお願いする文面が理想的ですが、価値のあるコンテンツを提供できれば依頼しなくてもシェアをしてくれる可能性はあります。
シェアの可能性は、あなたとインフルエンサーの関係に大きく影響されます。インフルエンサーマーケティングの最も難しいポイントは、まさにこの関係構築だからです。もしあなたが商品やサービスを販売しているのならば、それらを無料で提供することは関係構築の一歩といえるでしょう。
13. サイトのデザイン性を高める
ブログ訪問者は、コンテンツの信頼性を判断するためにサイトのデザインをとても重視しています。残念ながらコンテンツの内容だけが判断基準ではありません。
Stanford Persuasive Technology Labのデータによると、46.1%の人はウェブサイトのデザインが会社の信頼性を判断する1番の要因だと回答しています。また、ノーザンブリア大学の実験によると、ウェブサイトの信頼を損なう要因の94%がデザインに関連するものでした。
つまり、デザインはあなたのサイトの価値を大きく左右する要因です。しかし、デザイン、ユーザービリティ、ユーザーエクスペリエンス(UX)を考慮した最適なデザインを探し出すことはとても大変な作業です。
そこでおすすめしたいのが、身近な人に被験者になってもらう方法です。あなたのサイトを見たことがない数人に、あなたの目の前でサイトを閲覧してもらいフィードバックをしてもらいます。
このテストは、デザインへの感想を生で得られるだけでなく、ユーザーがサイト内でどのような行動をするかチェックできるメリットがあります。儲け学のサイトもデザインの向上に取り組んでいますが、このテストによって不必要なメニューやナビゲーションを取り除いてレイアウトを変更したことがあります。
14. モバイルフレンドリーにする
2015年~2016年のSEOの大きなテーマの1つは、モバイル検索対策です。モバイル端末の検索数がデスクトップ検索数を上回り、モバイルフレンドリーの有無がさらにランキングに強く影響されていく状況からもみてとれます。
また、GoogleのAMP(Accelerated Mobile Pages)導入の猛プッシュも、モバイルフレンドリーの重要性を後押しています。AMPとはモバイル端末のウェブページを高速化するプロジェクトで、ランキング要因になるのも時間の問題とみられています。
では、具体的にモバイルフレンドリーの最適化には何が必要なのでしょうか?
まず大前提は、ウェブサイトがモバイル端末に対応していることです。モバイルフレンドリーテストでチェックして、スマホでもきちんと閲覧できるかを確認してください。
対応していない場合はモバイルガイドを参考にして、レスポンシブデザインの導入、フォントサイズの最適化、解像度の高い画像を使用するなどの対策を行います。
ここまでが今までの基本的なモバイルフレンドリーでしたが、さらに一歩進んだ施策を行います。それは、モバイルユーザーが求めるコンテンツを提供することです。
2015年末のGoogleのウェブマスターオフィスアワーでは、モバイルユーザーとデスクトップユーザーでは検索クエリが大きく異なり、求めている情報が違うことを指摘しています。
つまり、モバイルユーザーのニーズを満たすコンテンツを作成することが、本質的な意味でのモバイルフレンドリーになるのです。
【Extra step】
もしあなたがWordPressでブログを運用しているのならば、3つのプラグインでAMP化することができます。ランキング要因になる可能性の高いAMP化を行うことで先駆者利益を得ることができるかもしれませんし、純粋にモバイル表示が高速化することは読者にとっても有益です。
15. ページ表示速度を高速化する
ウェブページの読み込み時間を短くするべき理由は、ランキング要因であるだけでなく表示速度が遅いことによるデメリットが致命的だからです。
- ユーザーの47%が2秒以内のページ表示を期待しており、3秒以上かかると57%がサイトを去る。(Source:aykira)
- ページの表示時間が4秒以上だと、75%の人がサイトを再訪問しない。(Source:MunchWeb)
- ページの読み込み時間が1秒遅くなるごとに、コンバージョンが7%減少する。(Source:Kissmetrics)
これらのデータから2秒以内にページを表示することが、Googleとユーザーに配慮した最低限の目標になります。まずは、PageSpeed Insights、pingdom、GTmetrixなどで現状を確認します。
ページ表示速度を短くするテクニックは次のようにたくさんありますが、最も効果が期待できるのは高機能なレンタルサーバーを使用することです。いくら高速化の施策を行っても、低機能なサーバーには限界があります。
- 高機能なレンタルサーバーを使う。:高速化の観点からみると、mod_pagespeedを簡単に設定ができるエックスサーバーがおすすめです。
- CDN(コンテンツデリバリネットワーク)を使う。:画像の高速化に役立つMaxCDNなどのCDNを使う。
- 質の高いWordPressテーマを使う。:有料・無料に関わらず、ページ表示速度をウリにしているテーマを探す。
- キャッシュ系プラグインを使う。:W3 Total CacheやWP Fastest Cacheなどでページをキャッシする。
- データベースを最適化する。:WordPressのデータベースを最適化するWP-Optimizeのようなプラグインを使用する。
- HTML・JavaScript・CSSを最適化(Minify)する:プラグインのAutoptimizeや、ツールを使用してファイルサイズを圧縮して削減する。
- gzip圧縮する:CSSやJSなどのファイルをgzip圧縮して、転送量を減らす。
- 画像を圧縮する。:画像ファイルを圧縮するためにプラグインのEWWW Image Optimizerや、 Optimizillaのようなサービスを使用する。
- WordPressのリビジョンを最適化する。:Revision Controlでリビジョンの保存数を制限して、Better Delete Revisionで古いリビジョンを一括削除する。
- ピンバック・トラックバックを受け付けない。:WordPressにデフォルトで設定されているピンバックとトラックバックは、もはや必要のない機能です。
- 使用していないプラグインを削除する。:使用していないプラグインはサイトを遅くする原因になる。
16. メールでプロモーションする
あなたのコンテンツに関心をもつ可能性が高い人に、メールで記事の情報を伝えることは効果的な方法です。この記事を読んでいる人の中には、私からメールを受け取ったことがある人もいるはずです。
メールでのアプローチは日本ではあまり利用されませんが、海外では一般的なプロモーション手段の1つです。スパムメールを送るわけではなく、それぞれパーソナライズしたメールを送ります。
まず、あなたの類似コンテンツにリンク・シェアしている人のリストを作ります。あなたのコンテンツと似ているコンテンツにリンクをしている人は、あなたのコンテンツにも関心をもつ可能性が高い人だからです。
Ahrefsであなたの類似コンテンツにリンクしている人を探し出します。Ahrefsの[Site Explorer]に、あなたの類似コンテンツのURLを入力して、[Prefix]を選択して[Explore]をクリックします。
ダッシュボードで、[被リンク]をクリックします。
類似コンテンツにリンクしているブログのタイトルやURLが表示されます。
この中から、ソーシャルブックマークや質の低いサイトなどを取り除いて、メールアプローチ対象者のリストを構築します。リスト数が不十分な場合は、他の類似コンテンツでバックリンク調査を繰り返します。
また、SNSで類似コンテンツをシェアしている人もリストの対象者です。被リンクと同様に、TwitterやFacebookであなたの競合コンテンツをシェアしている人は、あなたのコンテンツもシェアしてくれる可能性が高いからです。
BuzzSumoの有料プランを使用する方法が最も効率的ですが、Twitterの検索欄で地道に関連キーワードを検索することもできます。たとえば、AMP化についてのコンテンツを作成した場合、AMPについて投稿している人がリスト候補者になります。
これらの作業によって十分な量のリストを構築できたら、リストの対象者にメールを送ります。忙しい人にメールを読んでもらうために、次の内容を含んだシンプルな文面にします。
- 簡潔な自己紹介
- メールを送った理由
- コンテンツのURL
- コンテンツを読むべき理由・相手が記事を読むメリット
これらの基本的な要因を含みつつ、パーソナライズしたメールを作成します。送信相手ごとに”響く”ポイントを探し出して、今後も交流できるようなメールを作成することがポイントです。
17. HTTPS (SSL/TLS) 化する
ブログをHTTPS化することは、SEOにもユーザーにもメリットがある将来を見据えた施策です。
HTTPSはGoogleのランキング要因として使用されていますが、現在のランキングへの影響はわずかでグローバル検索に与えている影響は1%以下です。しかし、わずかといえどもHTTPS化によってランキングが上昇した事例はあります。
また、今後はさらにHTTPSの検索順位への影響が強くなると予想されています。なぜなら、HTTPS化の最大のメリットはサイトの安全性を高めることにあり、サイトのセキュリティーはGoogleが最も重視している要因の1つだからです。
HTTPS サイトになるとランキングが少し上昇しますが、目に見えるほどの変化は期待しないでください。 Google は HTTPS をポジティブなランキング要素として使用します。数多くの要素のうち、この要素は現時点では、高品質のサイト コンテンツよりウェイトは小さくなります。短期的には、HTTPS へ移行しても大きな SEO 上のメリットは期待できません。長期的には、HTTPS サイトであるということの影響が強まる可能性もあります。
つまり、HTTPS化はブログの安全性を高め、検索順位にわずかな上昇をもたらします。そのため、わずかなランキングの違いがトラフィック量に大きく影響される大規模サイトや、サイト内で支払いなどの重要な個人情報を扱っている場合はHTTPS化の実装を急ぐべきです。
次のコンテンツはHTTPS化の移行にとても役立ちます。
18. コンテンツのフォーマットを変える
ダイレクトマーケティングの第一人者であるロバート・W・ブライ氏は、著書「How to コンテンツでお金を生み出す方法」で次のように述べています。
書いた作品はどれ1つムダにしてはいけない。読者はすでに購入済や無料で受け取ったことのある内容でも、別の形式で出されたらまた買うものなのだ。
つまり、過去にあなたが書いた人気コンテンツを他の形式に変えて投稿することで、たとえ同じ内容であっても再び読者の関心を集めることができるのです。さらに、変換するフォーマット次第では、商品として販売することもできます。
たとえば、ブログ記事をまとめて電子書籍として出版する方法です。無料で提供する場合はそれ自体が大きなプロモーションになりますし、有料で提供する場合はAmazonから収益を得ることができます。
ブログコンテンツから変更しやすい形式には、次のようなものがあります。
- 動画
- アプリ
- ポッドキャスト
- インフォグラフィック
- eBook(電子書籍)
- PDFレポート
- スライド
- 漫画・イラスト
既存のコンテンツをこれらのフォーマットで再活用することで、ゼロから作成するよりも短時間でコンテンツを作成できます。また、様々なメディアでコンテンツを提供することは、ブログやあなた自身の信頼性を高めることに役立ちます。
19. 記事の更新頻度を増やす
基本的にブログは更新頻度が高いほどトラフィックを得ることができます。そのため、ブログで最も重要な目的がトラフィックならば、質の高い記事をたくさん投稿するべきです。
HubSpotの2015年の調査では、1か月間に16回以上投稿した企業のトラフィックは、0~4回投稿した企業の3.5倍のトラフィックを得ています。この傾向は企業の規模にほとんど影響されません。
さらに、企業をB2BとB2Cで分けたデータでも、B2BとB2Cともに月に11回以上投稿すると、0~1回投稿時よりも3倍多くのトラフィックを得ています。
また、投稿数を増加させることは、見込み客の獲得(Leads)にも効果的です。1か月間に16回以上投稿した企業は、0~4回投稿した企業よりも4.5倍の見込み客を獲得しています。
特にB2C企業は、月に11回以上投稿すると、4~5回投稿時よりも4倍以上の見込み客を獲得しています。
つまり、質の高い記事の更新頻度を増やすことは、企業の規模、B2B、B2Cに関わらず、トラフィックと見込み客獲得に役立ちます。
20. メールマガジンのリストを構築する
ブログマーケティングにおいて最も重要なことは、サイト訪問者のメールアドレスを獲得することです。なぜなら、メールアドレスのリストを構築することは、あなたのブログのアクセス、シェア、売上を増加させるからです。
たとえば、あなたに1000人のニュースレター登録者がいるとしましょう。あなたは新しい記事を投稿したので、コンテンツのURLをメールで登録者にお知らせします。
メール中のURLのクリック率が10%なら100人、30%なら300人に閲覧してもらえます。さらに、閲覧者の数パーセントはソーシャルシェアをしてくれます。
つまり、メールマガジンリストに1通のメールを送るだけで、記事の公開直後に一定量のトラフィックとシェアを確保することができるのです。ちなみにwebマーケティング情報サイトのQuick Sproutは、メール経由のトラフィックが全体の16.25%、シェアが34.3%、収益が44%を占めています。
これらのデータは、メールマーケティングが依然として最も効果的なマーケティング手法であることを示しています。2015年のMarketingSherpaの調査では、アメリカの消費者の72%が企業とのコミュニケーション手段としてメールを好んでいるというデータもあります。
では、ブログ訪問者のメールアドレスをどのように獲得すればいいのでしょうか?
メールアドレスを獲得する方法はたくさんありますが、70万人以上の登録者を抱えているOkdorkのNoah Kagan氏は、Exit popupsが効果的だと発言しています。Exit popupsとは、ユーザーがサイトのウインドウを閉じようとすると表示されるポップアップです。
たとえば、儲け学のページを閉じようとすると次のポップアップが表示されます。
ポップアップがユーザーから好まれないことは誰もが理解しています。しかし、海外の有名ブロガーのほとんどがExit popupsを導入しています。なぜなら、効果的だからです。
Exit popupsは、サイトバーなどに設置する登録フォームよりも圧倒的にコンバージョンが高い傾向にあります。ちなみに儲け学のポップアップのコンバージョンは、1.02%です。悪くない数字です。
Exit popupsは、ステップメールサービスとプラグインを使用して導入できます。現在の儲け学のポップアップは、アスメルと連携して利用しています。まずはExit popupsで、魅力的な無料オファーを提供してみましょう。
21. 競合サイトのリンクプロフィールを調査する
あなたの競合ブログの被リンクを調査して、競合ブログがどこからアクセスを集めているかを知ることは効率的な方法です。なぜなら、あなたの知らない競合サイトの集客源を発見できれば、あなたもそこからトラフィックを得ることができるからです。
Step1:競合サイトをリストアップする
あなたのブログの競合サイトを10サイト程度リストアップします。具体的には、あなたがGoogleで上位表示したいと考えているキーワードで上位表示しているサイトなどです。
Step2:競合サイトの被リンクを調査する。
SEO解析ツールを使用して、リストアップした競合サイトの被リンクを調べます。Ahrefsが最もおすすめですが、Open Site ExplorerやMajesticでも高精度な調査をすることができます。
Ahrefsの[Site Explorer]に、競合サイトのURL(ホームページ)を入力して、[Explore]をクリックします。
ダッシュボードの、[被リンク]をクリックします。
検索したサイトにリンクしているサイトの一覧が表示されます。
表の上部の項目でフィルタリングすることができます。たとえば、[One link per domain]をクリックすると、1つのドメインから1つのリンクしか表示しなくなります。その他にもリンクタイプ、プラットフォーム、言語などで検索結果を選別することができます。
Step3:競合の被リンクリストを作成する。
競合サイトの被リンク調査の結果を、ExcelやGoogleのスプレッドシートにまとめます。無料ツールのFree Dupe Remove Toolなどで、重複しているURLを削除してリストをクリーンにするのが理想的です。
Step4:競合の被リンクを分析して、真似をする。
競合の被リンクリストのURLを1つずつ調べて、どのような場所からどんな種類のリンクを得ているのかを分析します。そして、あなたもそのリンクを獲得するための行動をします。
- 寄稿をしていたら、あなたもそのサイトに寄稿する。
- ブログやSNSからのリンクを発見したら、シェアした人にコンテンツを伝える。
- 自分が使用していないSNSを発見したら、そのSNSにアカウントを作る。
- フォーラム(掲示板)に参加していたら、そのフォーラムのメンバーになる。
なお、競合調査するうえで注意するべきなのは、ホワイトハットSEOによるリンクのみを参考にすることです。Googleのガイドラインに違反するようなブラックハットな手法を真似しないでください。
次のステップは?
17の戦略はいかがでしたか?
ブログのトラフィックを増やすための戦略を理解したら、次は実際に試してみてください!
宮 義明は、儲け学の運営者で宮行政書士事務所の代表です。儲け学は、海外の最新 SEO ・ウェブマーケティング戦略や、SEOツール「Smallsteps」を公開しているマーケティング情報サイトです。宮 義明は、マーケティング関連のウェブサイトを10年以上運営しており、そこで得た経験や情報を発信しています。著者情報の続きはこちら
フクロウ says
記事読みました。ロングテールキーワードのことといい、書かれているのを読み、もう一度、自身のブログ見直す機会になりました。参考にします。
宮 義明 says
ありがとうございます。新年にブログを見直すきっかけになることができて光栄です。ロングテールSEOは、少ないトラフィックからいかにコンバージョンを得るかということがポイントの1つです。ぜひコンバージョン率を重視したコンテンツ作りに挑戦してみてください。